手術を受けることになったとき、多くの患者さんが気にするのは「実際に入院してから退院まで、何がどう進むのか」という点です。吹田市民病院の外科・整形外科・泌尿器科などで手術を予定されている方向けに、入院から退院までの一連の流れを、できるだけ具体的にまとめました。初めての入院で不安な方も、全体像を把握しておけば余計な心配が減るはずです。
入院前:手術が決まってから入院日まで
外来で主治医から手術の必要性を説明され、入院日が決まるまでの間には、いくつかの準備があります。
- 術前検査(血液検査・心電図・レントゲンなど)
- 麻酔科医による問診
- 入院時のお薬の確認(持参薬の整理)
- 仕事や家族への調整
この段階で気になることは、遠慮なく外来の看護師や医師に聞いておきましょう。入院前に決めておくべきことが一つずつ確認されます。特に持病で薬を飲んでいる方は、手術当日まで飲んでよい薬・休薬する薬の指示がありますので、必ず説明を聞いてください。
入院当日:病棟での流れ
指定された時間に病棟へ入ると、まず看護師が問診を行います。体温・血圧・体重測定のあと、入院中の生活についての説明があり、担当看護師が決まります。
その後、主治医が改めて手術内容と入院経過の見通しを説明します。ご家族が立ち会うことも可能です。説明を受けてから手術日の最終確認が行われます。
入院当日は手術までは時間があるため、病棟内を歩いてトイレや談話室の場所を確認しておくと、その後の生活が楽になります。手術着や圧迫ストッキングなど、必要なものは病棟で渡されます。
入院中の日常と手術当日のながれ
入院中は毎日、看護師の回診があり、体温・血圧のチェックと体調の確認が行われます。手術日が近づくと、前日の夕食以降は食事の制限があり、夜間からは飲水も制限されます。
手術当日は、朝のうちに点滴用のルートを確保します。そして手術室へは自分の足で歩いて向かうのが一般的です。手術室の中で麻酔がかかり、手術が終わったあとは、回復室で意識と呼吸状態を確認します。
病棟に戻ってからは、手術の内容に応じて食事や歩行の開始時期が異なります。たとえば整形外科の手術では、術後の翌日からリハビリを始めることが多いです。看護師の指示にしたがい、無理のない範囲で体を動かすことが回復への近道になります。
このあたりの流れは、手術の種類によって細かく変わります。不安な点は、手術前に病棟看護師へ確認しておくと安心です。
退院の準備:退院が決まってから
退院日は、主治医の診察とリハビリの状態をおって決まります。退院の目安は、手術の種類ごとにだいたい決まっていますが、個人差もあります。
- 傷口の状態の確認
- 抜糸やガーゼ交換の説明
- 内服薬の処方と服薬方法の説明
- 退院後の生活(入浴・運動・仕事復帰)の注意点
退院時には、病棟の看護師から「退院後の生活のしおり」のような案内が渡されます。家事や仕事の負担がどれくらいで可能になるか、通院の間隔はどうかといった話もこのときに確認できます。
自分では気づきにくい体の変化や困りごとも、このタイミングで率直に伝えましょう。「退院してみないとわからない」ことは、どんな手術でもあります。遠慮せず看護師や医師に話してください。
退院後:通院でのフォロー
退院後は、外来で経過を診てもらいながら、リハビリや薬の調整を続けていきます。初回の外来受診日は退院時に指定されます。
手術後の経過が順調であれば、通院の間隔は少しずつあいていきます。反対に、退院後に痛みや腫れが強くなったり、発熱がある場合は、予定日を待たずに病院へ連絡しましょう。我慢せず早めに相談することが、結果的に回復を早めます。
入院から退院までの流れを知っていると、入院前後の見通しが立ちやすくなります。とはいえ、実際の体の反応や回復の速度には個人差があるものです。手術を受ける患者さんご自身も、支えるご家族の方も、わからないことはそのつど担当者に聞いて、納得したうえで治療を進めていけると良いですね。